予測不可能‥
それはきっとこういうことをいうのだろう
今まで誰にも擁いたことのない感情
初めての誰よりも大切で愛しい存在
俺のたった一つの願いは
にずっと傍にいて欲しい‥
「‥ねぇ、大地」
「ん？なんだ？」
いや、なんだ？って聞き返されても‥
「あのさ、ちょっと離れない？」
今の体勢、人に見られたらかなり恥ずかしいんで。
「なぜだ？」
だから、それはワザとなの？それともマジボケですか？
大地って頭良いくせにこーゆーところは鈍いんだから‥
「いや、恥ずかしいからさ」
ご説明します。今の私の（私たちの）体勢。
大地に後ろから抱きしめられてます。腰に大地の手がまわってます。
首に顔埋められてます。しかも口付けられてます。
すっごくゾクゾクしてしまいます。
「誰も見ていないのだからいいだろう？」
いや、そーゆー問題じゃなくて‥
「今日は俺の誕生日だから一緒に過ごそうと最初に言ったのはだぞ？」
「いや、確かに言ったけどさ」
だからってこんなに隙間なくくっ付いていなくても‥ι
「それに恋人同士というものは常に一緒にいるものだと聞いたぞ」
だから、一緒にいる＝くっ付いているじゃないんだけど‥。
‥‥‥ん？聞いた？
「誰に？」
まぁ、だいたいの想像はつくけどね。
「佐藤だ」
‥ふっ。やっぱね。
シゲめ、また余計な入れ知恵を〜
「そうなの」
大地、きっとそのときのシゲには黒いシッポがついていたと思うよ。
あと、ついでに真っ黒な羽根もね。
「、嫌なのか？嫌なら離れるが」
「別に嫌じゃないよ。恥ずかしいものあるけど本当の理由は別」
鈍い大地にはどうせわからないだろうけどね。
「この体勢ではお互いの顔が見えないことか？」
「！！！」
な、なんでこーゆーときだけ鋭いの〜///
「な、なんで///」
「俺も同じことを考えていたからだ」
と、突然、体が宙に浮いた。
「きゃっ‥」
な、なに？なんなの？？
視界に入ってきたのは天井と大地の顔。
どうやら大地の足の上に引き上げられたらしい。
まあ、お姫さま抱っこの座ったバージョンみたいな感じだ。
「これでいいだろう？」
いいんだけど、さっきよりずっと恥ずかしい‥///
なんてそんなに満足そうに笑われたら言えないじゃん。
「あっ‥」
テレビでカウントダウンが始まった。
もうすぐ２００１年が終わる。
‥１０‥９‥８‥７‥
「大地、今年はいろんなことがあって最高の一年だったね」
大地とも出会えたしね。
「そうだな」
６‥５‥４‥
「ねぇ、私が今なに考えているかわかる？」
「あぁ、きっと俺と同じことだろう」
３‥２‥１‥！
今年最初に交わしたキスに込めたのはたった一つの願い
「「明けましておめでとう」」
来年もその先でも
ずっとあなたの隣にいられますように‥
最後のらへん吹き出してました。
あんたらいったいなんやねん！ 年暮れまでイチャイチャしてんなぁ（怒）
って作ったのは私か‥
不破っちファンの方、とっとと忘れてください！
2002/01/08